一念発起、秩父札所めぐり

発端

僕は今年は厄年。今まで厄年なんてまるで信じてなかったけど、ここのところまるで良い事が起きない。それどころか悪い事ばかりが起きる。先日も会社の人事に睨まれ閑職になったばかり。閑なことをいいことに、「ちょっとラビューで秩父まで」。

秩父に行った一番の目的は「武甲正宗」や「秩父錦」、なわけですが、大好きな秩父のことをあまり良く知らないなと思った僕は、「ちちぶ案内人倶楽部ガイド付ツアー」に申し込んでみました。

もちろんそのツアーもガイドさんの案内でとても素晴らしいものだったのですが、僕の興味を惹いたのはガイドさんからいただいたこのパンフレットでした。

悪い事の連鎖から逃れたいと思った僕は、神仏に頼ることにしました。大好きな秩父の神様ならこの厄を祓ってくれるのではと思った次第です。

で、先にも言ったように閑職に追いやられた僕は先立つものがありません。そこでなるべくお金のかからない方法は無いかと考え始めたわけです。もちろん、歩きが一番お金はかからないのですが、趣味の自転車を使う方法は無いかと考えたわけです。当然ながらレンタサイクルはありますが、レンタサイクルってママチャリが多いでしょ。あれ、ペダル重くて苦手なんですよね。かと言って最近はやりの電動自転車はレンタル料金が高い。

というわけで見つけたのが西武鉄道の「サイクルトレイン」。これで一念発起をすることができたのです。悪運、厄を祓って「満願」するぞー!

 

サイクルトレイン

普通、自分の自転車を電車で運ぶには、自転車からタイヤを外して輪行袋とうい袋に入れて自転車を手荷物として車両に持ち込むのですが、サイクルトレインは自転車をバラさずに電車に乗れるのです。

電車に乗った僕の愛車

どうですか、なんか不思議でしょう。ちなみにこの西武鉄道の「サイクルトレイン」は「S-TRAIN」と呼ばれる「元町・中華街」駅から「西武秩父」駅までを結ぶ10両編成の特急(?)電車の10両目を利用しています。

実は「S-TRAIN」は平日と休日では運行区間が異なります。平日は「豊洲」駅と「小手指」駅の間を結んでいます。よって、平日は西武池袋線東京メトロ有楽町線の乗り入れ区間を、休日は西武池袋・秩父線東京メトロ副都心線の乗り入れ区間を走っている面白い列車です。平日は通勤客を、休日は観光客をターゲットとした合理的な列車ですよね。

駅のホームで駅員さんと

自転車に乗って駅の改札は通れません。電車発発車時刻の15分前くらいに駅前に集合して、駅員さんに案内されて出発ホームまで行きます。出発駅の「石神井公園」駅は高架駅なので、階段では自転車を担いで持ち上げます。(エレベーターは使わせてくれませんでした。)電車が来たら自転車とともに乗り込み、マジックバンドで手すりと吊革に自転車を固定します。自転車が吊革につかまっているみたいで、ちょっと面白いですね。

目的地「西武秩父」駅では階段の上り下りはありませんが、ホーム端の通路を通って駅の外に出ます。

武甲山を背にした特急ラビューと乗ってきたS-TRAIN

西武鉄道サイクルトレイン、皆さんも利用してみてください。

www.seiburailway.jp